筋肉が固くなる理由は、色々あるので一つ一つを追っかけていきたいと思います。トップバッターは「水分不足」です。
人体の中で最も水分を含んでいる組織、それが筋肉です。一説によると筋組織の質量中７割は水分とかなんとか。しかも体重の中で筋肉の占める割合も高い。平均的な３０代の成人男性の場合、体重のう３７％は筋肉ぐらい？という話もあります。つまり、人体の水分の２割くらいは筋肉が保持してることになります。これって結構な量なんですよねえ。
（この類の話の数字は準拠がかなり曖昧です。話自体は間違いはないのですが数字の部分は「まあ、その程度」くらいで受け止めてくださいｗ）
一日に１～１．５リッターの水を飲め、と言われるほど、人体は水分を必要としてます。でも、そんなに水を飲んでない人って結構おりますね。特に高齢者の方々。夜にトイレが行くのが嫌だからとかいって、水を飲まないって人も多いのです。そういう方は実は水分不足になってることがあります。体は水分不足を補うために、貯水タンク扱いされることもある筋肉から、水分を放出し水分バランスを取ろうとします。すると今度は筋肉の水分不足が起きます。
夜間に足がつる（こむらがえり）人の話とか聞いたことないでしょうか？これって筋肉が水分不足によって生じることが多いのです。筋肉に水分が少なくなると、筋肉の中の電解質バランスが狂い、筋肉の収縮がおかしくなり、筋収縮の異常：痙攣：こむらがえり、となることがあります。
このような異常な筋収縮（筋痙攣）のみならず「筋肉自体の柔軟性の欠如」もよく見られます。シンプルに考えて、水分を含んでる組織と、水分が足りなくなった組織ではどっちが柔かいでしょうか。もちろん、前者、水分を多く含んでる組織ですな。スルメよりも、生きてるイカの方が柔らかいのと一緒ですｗ
筋肉が水分不足になると、十分な伸び縮みができなくなります。小さな子供がめっちゃ柔らかいのは、彼ら彼女らが水分に満ちていてみずみずしいからです。年を取るほどに人体が保有できる水分はどんどん減り、それに伴って体が固くなっていきます。ご高齢の方が体が固くなるのは水不足からなんです。
また、水分不足でお肌カサカサの人とかいます。こういう方が水分を十分に摂取すると、お肌にハリ・ツヤがでてきます。これは肌自体の水分含有量が増える事もさることながら、肌の下の筋肉にも水分が行き渡り、筋肉が膨張し、柔軟性が増加することで肌のハリが良くなることでもあるのです。
まあ、でも、一日に２リットルの水を飲めば、みんなお肌つやつや筋肉柔らかになるのか？というと、そういうわけではないです。水分摂取と水分の保持保有はイコールではありませんから。でも、水を飲むのを怠ると、人体は容易に水不足になるのですよね。困ったもんです。(^^;
というわけで、皆様の筋肉はどうでしょうか。乾いていませんか？
ではでは、今回はこの辺で。
プライベートマッサージ 浦島
浦島ジンベエ
