ジンベエさんの日記帳

マッサージ師、浦島ジンベエの日記でーっす

同じ姿勢を保つのはきついですよね?

こんなベットは嫌だ

 

今はもうないNHKの番組『ためしてガッテン』のとある回で、腰痛を特集したのですがこの際に実に興味深い実験をしてました。(この回の過去ログを探したけど、見当たらなかったのでごめんなさいw)

 

それは

 

「寝返りを打てないようにして眠り、人工的に腰痛状態を作る」

 

というものでした。

 

被験者は棺桶のような細長い箱に入って横になり、寝返りが打てない状態で眠るのですが、結果は劇的なものでした。目を覚ました時、被験者はあまりの腰の痛みに起き上がることが出来ず、周りのスタッフに助け起こされるというものでした。(この被験者は若いお兄さんでした。可哀想に(^^;)

 

筋肉が固くなる理由シリーズその4は「同じ姿勢を取り続ける」です。

 

例えば

手を上げてみてください。

肩よりも上、ひじを曲げずにまっすぐに、耳の直ぐ側に直立させるように腕を上げてみてください。そして、その姿勢を1時間維持してください。出来ます?多分出来ないと思います。せいぜい10分がいいところですかね?自分はやってみたこと無いのでなんとも言えないんですけどw

 

 

手を上げて~

一定姿勢を強く維持しようとすればするほど姿勢維持の時間はどんどん短くなると思います。まあ、ぶっちゃけきついです。

 

この「きつい状態」の時、腕を上げるために頑張ってる筋肉は強く緊張し固くなっています。この姿勢維持を解除し、他の姿勢を取ればこの部位の緊張はなくなります。なくなるはずなのですが、痛みはけっこう残り続けます。

 

いや、きつかった~!

 

と、しばらくはその場所さすったりするでしょ?たぶん、発痛物質、ブラジキニンだのセロトニンだのがドバドバ出てしまい、それがしばらくは筋肉内に残留し、それゆえに痛みを感知してるんじゃないかな、と。

 

こういう静的な姿勢保持を筋トレ業界では「アイソメトリクス運動」と呼ぶのですが(有名所では合掌姿勢:手と手を胸の前で合わせ続けるやつ)筋トレと呼ばれるだけあって、アイソメトリクス運動をした筋肉はしばらくはプルプルと筋疲労が続き、姿勢解除後にも筋緊張にた筋肉の硬さを継続します。

 

合掌してるようだけど、実はアイソメトリクス運動をしてる男性

 

アイソメトリクス運動のように特定筋肉を鍛えるためだけでなく、日常生活の中でも同じ姿勢を取り続けることがよくあります。それは椅子に座り続けて仕事をすることであったり、夜眠る際に寝返りを打たずに眠り続けるなどです。

 

上記にあるように、寝返りを打たずに眠ると腰に激痛が生じます。寝ている間も、実は姿勢維持のための筋緊張が発生してます。そのため長時間にわたって同じ姿勢を強要されると筋疲労によって痛みが生じます。

 

デスクワークやドライビングなど、長時間同じ姿勢で座り続けてるときも同じです。その姿勢を維持するためにアイソメトリクス的運動を背中は要求され、長時間緊張をしてて、筋肉は固くなって痛みを発し始めるのです。

 

というわけで、同じ姿勢を保つという行為が筋肉を固くさせる、というお話でした。で、こういう痛みに対してはマッサージは強いです。最強なのは、睡眠とお風呂ですけど、それに負けないほど有効打を打つことが出来ます!

 

その話も長くなるので、また今度。(もう十分長いってw)

 

ではでは、今回はこの辺で。

 

プライベートマッサージ 浦島

浦島ジンベエ