リラクゼーション。
それは体の力が抜けること。息がホッとすること。寛げること。
マッサージはリラクゼーション効果が高いのですが、いろんな種類のマッサージの中、オイルマッサージは群を抜いてリラックス効果が高いと確信しています。これってば自分の経験的な判断ですが、同時に理論的な機序もあったりなかったりなのです。
リラックスが生じる説明の一つにホルモンがあります。
二人の人間が肌を触れ合せると、両者の脳内の「オキシトシン」というホルモンの濃度が高まります。このオキシトシンというのは母乳の出を司るホルモンなのですが、その効能は女性生理に限定されることなく、男女問わず愛情や幸福感を感じることを増大させるとか。(男性の脳にもオキシトシンは出ます~)ゆえにオキシトシンは「幸福ホルモン」とも言われてますな。
肌と肌が触れ合うと、幸福ホルモン・オキシトシンがじゅわっとドバる。この幸福感はリラクゼーションのひとつとされます。ゆえに肌の触れ合いである各種のマッサージによってこのオキシトシンが分泌されるので、マッサージはリラクゼーション効果があるということ。そして、各種の中でもオイルが断然分が良いのです。なぜならオキシトシンの分泌増加には「肌の触れ合う面積と、触れ合う時の速度」が関与しているからです。
すーっと掌で肌をなでさするとしましょうか。この時、撫でられる側のオキシトシンの量の増大は掌の面積とストローク速度が関与します。面積は小さすぎても大きすぎてもダメで、手のひらサイズぐらいが程よいとか。でもって、動かす速度も秒速3cm~10cmがよくて、秒速5㎝ぐらいでオキシトシンはマックス・ドバドバなんだってさ。
ゆえにオイルマッサージ独特のスルーっとぬふ~っと動かしていく所作がオキシトシンをより分泌させ、リラックス効果を高めるってわけです。
…まあ、ね。
秒速5㎝を常に意識して施術するのは結構難しいんですけどねw
というわけで今回はこの辺で。
新海誠ファンの浦島ジンベエでした。
またです~。