ジンベエさんの日記帳

マッサージ師、浦島ジンベエの日記でーっす

オイルマッサージ礼賛 その2 肌こそ全て

オイルを注ぐ手

オイルマッサージって、やってる自分が気持ち良いから好きなのさ。


なんて身もふたもない前回の記事でしたが、でもこれは事実なのです。だって、ほんとにマッサージ自体が気持ち良いんだもんw とはいえ施術する側のメリットだけでは片手落ちにもほどがあります。なので今回の記事から施術を受ける側のメリットを記していきたいと思います。

 

さて。

 

人体最大の大きさの器官とはなんでしょうか。
重たい肝臓でしょうか、大きな胃袋でしょうか、それともめっちゃ長い腸でしょうか?あるいは最も濃度と純度の高い栄養を求める、われらが脳みそ?

 

答えは皮膚、肌です。

 

世界と自分、我と彼を隔てる、死した細胞と生きた細胞により作られる膜。

外界に対する物理的かつ化学的な障壁であり、人体免疫機構の最前線。そのわずか数ミリの空間の中に様々な基質が満ち、亀裂などの破損が生じたら即座に修復が開始される。同様にその狭小な空間には神経網が緻密に張り巡らされ、その神経ネットワークが皮膚という巨大組織を巨大な感覚器官にし、人は世界を肌で感じるのです。


数え上げればきりがない皮膚の機能や性能ですが、オイルマッサージというのは皮膚を、いえ「肌」を直接的に動かしていく手技です。

 

指圧よりも広く、按摩よりも滑らかに。オイルで肌をなぞり、指を這わせ掌を当てる。肌を立体的に揺蕩わせると、肌の中の血管もめっちゃ刺激されていきます。

 

背中をオイルでマッサージしていくと「背中全体」が刺激を受けることになります。これは指圧のように肩甲骨やら僧帽筋やらとピンポイントの刺激と異なります。文字通りに面として背中を刺激していくので、結果的に指圧のそれとは大きく差の出る血の巡りをもたらします。

 

 

「血行促進」

 

 

鍼も灸も按摩も指圧も、足裏マッサージにストレッチや筋膜リリース。サウナもマッサージ・チェアも青竹履みも。およそ全てのリラクゼーションは血行促進を第一の目的にし、その第一の目的こそを究極の目標としております。

 

「血の流れを制する者が慰安を制する」
といっても過言じゃないが、それはまた別の話w

 

とにかくも肌は人体最大の器官であり、その最大器官をオイルマッサージは直接刺激していく。それゆえにオイルマッサージは他の手技よりも「血流を促す。これがオイルマッサージの第一の利点であります。

 

つーわけで続きまーすw

 

プライベートマッサージ 浦島
浦島ジンベエ