ジンベエさんの日記帳

マッサージ師、浦島ジンベエの日記でーっす

オイルマッサ実例 その1 腰とおしりの固いお客様

おしり

とあるお客様に対しオイルマッサージを施術した例です。

 

男性
中高年
背が高い
お腹が豊かなホドホドボディ
日々PCワーク強め

 

1日12時間は座りっぱなしでPC使こてるでと豪語されるお客様。背丈も高いし、おなかも立派。背中から腰からおしりまで痛い。ひどい時には腰から足の側面、膝くらいまでも痛くなるとか。

 

とりあえず触らせていただくと、確かにかったい。特に臀部、腸骨稜近縁の殿筋群周りがカチンコチン。もちろん腰もやばい。ええ、すっご…と心の中で目を見張る。

 

 

 

それでは早速と、足の先からオイルをスタート。


背中や腰などが主訴の方には、僕は足からやってます。アナトミートレイン※的な発想もないわけではないけど、ほぐしやすいところからほぐし、先ずは気持ちよくなってもらうのが自分の流儀。

 

で、目論見通り、足をオイルしてる間にお客様は心地よい感じの息遣いになる。しめしめと思いつつ下肢大腿部のストレッチをがっつり入れる。この時点で両下肢側面のツッパリ感もかなりとれる。

 

そしてメインディッシュの臀部にトライ。

 

いや、このレベルの固さって普通オイルマッサージでほぐすって考えないでしょw オイルの利点、滑らせるを活用しながら、指圧的に強く深くえぐりほぐしていく。エステでみられる”パタパタパタ”という軽やかなタッピングとは全くの無縁。殿筋群や梨状筋の深部にむかってゴリッゴリにほぐしまくる。

 

臀部筋群

 

で、おしりをほぐした後は、今度は腰。


指は突き立てるわ、ひじは入れるわ、それのどこがオイルやねん!と、エステ系のお姉さんたちに突っ込まれること請け合いの施術をしまくる。誰が何と言おうと、これはオイルマッサージなのだ。だって、オイルの潤滑性をこれでもかと利用してるんだものw

 

というわけで、腰とおしりをほぐす、をメインテーマにオイルマッサージを施術させていただきました。そしてお客様の満足を得られることもできました。

 

「いやー、腰が軽くなった!」

 

と、お客様から言われた時は勝利のガッツポーズを心の中でとりました。またこの術式に対し

 

「オイルと指圧を合わせたような感じだね」

 

とお客様から評されました。確かにそうかもw

 

というわけで、今回はこの辺で
オイルマッサージを愛してやまない、浦島ジンベエでした。
ではまた~♪

 

※ アナトミートレイン

筋膜リリースにおける考え方の一つ。各筋肉の筋膜が連結してつながって一つの大きな組織のようにふるまっている様を「トレイン:列車」と呼ぶ。アナトミーは解剖って意味。「それほんと?」と疑問視されたりもする割と斬新な考え方。