ジンベエさんの日記帳

マッサージ師、浦島ジンベエの日記でーっす

免疫は「自分」を知っている

花粉症

 

僕も花粉症です。

鼻汁がドバドバ出るのではなく、鼻詰まりが生じて鼻呼吸ができなくなるパターンです。鼻呼吸が出来ないから口呼吸になり、喉が荒れゲホゲホと咳き込むことに。また同時に鼻汁が気道に降りて痰になって、痰を排出しようとまたゲホゲホと咳き込むことにもなる。これが昼も夜も起きるので、夜とか眠れないほど咳き込むんですよ。眠れないのは、辛いったらありゃしない。もーやめてー。(T_T)

 

花粉症とは、花粉とかが起因となり免疫が過剰に反応したもの。体の中に入り込んだ花粉を異物とみなし、こいつを外に出そうと鼻汁をドバドバ出して、くしゃみをしたりするわけです。

 

不思議なのは、花粉症になる人とならないことに分かれること。花粉を異物と認識する免疫と、そうではないとしている免疫があるということですな。冷静に考えれば、花粉なんて人体の中に入り込んでも何も問題を起こさないものですよ?でも何故かコイツラを必死こいてに免疫が蹴り飛ばそうとするのです。脳が「いや、免疫くんよ、その必要ないよ」と思っても免疫くんたちには口出しできない。免疫システムは

 

「あかん!花粉は自分じゃない!自分じゃないものは排除するの!!!」

 

と、必死こいて「自分」を保とうとするわけです。でもさー、異物と言うのなら、食物や水だって異物じゃん?花粉が異物なら、食べ物や飲み物も異物認定してみろよー、と免疫に文句も言いたくもなる。まあ、それらを異物として吐き出されたら、栄養補給が出来ず死んでしまうので、免疫は食い物や飲み物の多くを異物認定しないで受け入れようとする。まあ、当たり前ですな。(^^;

 

とはいえ、人によってはその免疫の認識が異なるので、小麦やそばなどの食品を排除しようとする、食物アレルギーが存在しています。こういうアレルギーってつらいですよね。根本的に治せるよう、医学がもっと進歩することを祈りますわ。

 

この免疫は何の基準を持って体外の異物を排除するのか、パスするのか。これは実に微細な、細胞よりもさらに小さな、特定のタンパク質の構造を認識しているようです。特定タンパク質の形状をもって「自分」と「非自分」を免疫システムは認識します。

 

自分と異なるものは排除し、自分と同じものはスルーする。

 

とてつもなく微細なレベルで「自分」という形があり、その形状を持って人体全体の衛生保全システムがコーディネイトされ、免疫はその運用を行っているわけですな。

 

人間の科学がもっともっと進歩したらさー、免疫くんたちに「花粉は排除しなくて良いんだよ~」という命令を出せるようになられるんじゃないだろうか。そうすりゃ食品アレルギーとかも根治できる日とかも来るだろうなあ。そういう日はマジで来てほしい。ナノマシンとかもっともっと進化すればできるようになるかなー?(^^;

 

まあ、でもそれは遠い未来だろうから、今は免疫を阻害する薬を飲んで花粉症や食物アレルギーをしのいでいくしか無いんだけどw

 

ではでは、今回はこんなことで。

 

プライベートマッサージ 浦島

浦島ジンベエ